ビジネスモデルの評価要素
セミナーにてコンサルタントの方のビジネスモデルの評価要素というのが面白かったのでまとめておきます。
- バーチャル競争空間の形成
- 簡単に言うと、自社が他社と世界的に競合する際にどういう風に優位性があって、それがどのように確固たるかがしっかりしているかという点。たとえば特許やデータベース保有などで優位性があるとか。
- レバレッジモデルの形成
- 簡単に言うと、小さい資本ではじめても急に大きな会社になれる金融戦略があるかということ。まさにファイナンスなんかにテコのモデルのようなシステムがあるかということ。詳しくはキーワード参照。
- アービトラージュモデルの形成
- 経営者の人格
- 経営者の人格論については相当議論の余地はありますが、これも大きな要因でしょう。
確かにこれからの時代の企業は、どれだけ優秀な技術や人材やノウハウ、莫大な資本をもった企業であっても以上の条件がしっかりしていないと生き残れないんだと思います。そのコンサルタントは「今まで、日本企業は国の規制によって守られてきたが、これからは本当の意味での資本主義システムにさらされることになり、日本の古い会社のシステムが通用しなくなる時代が来ている」ということを言っていました。残念ながらそれは本当にあたっていると思います。国が進めている政策がこのような方向に進む限り、今までの古い体質の企業には風当たりの強いそんな時代が来そうな予感がしています。
あと、ライブドア株の下がり方、すごいですね(汗)オプションバリューという本来ない筈の企業価値である、”期待の気持ちがつける企業価値”を用いて、それと等価な実業の株式との株式交換を続けて大きくなったライブドアが、付加価値がなくなると共に吹っ飛ぶ可能性がそこにあります。本当にマネーゲームだなぁ。