sifue's blog

プログラマな二児の父の日常

覚悟のない自分を知るということ

本日は午前中は久しぶりにゆっくり睡眠時間をとって昼から研究室に行ってきました。ずいぶんリフレッシュしました。で、今日やったのはひたすらピペット当番です。なんだかんだで毎日やってます。今週は細胞の世話だけして完全に実験を止めております(苦笑)。今日は少しだけデータ整理をしたぐらいでした。
タイトルにもありますが今日の夕方、自分に技術系就職に関しての覚悟がないことを再認識してしまいました。実はちょっと前に某大企業の技術職の最終面接を受けてきました。その中で、「あなたの専攻だと関西地区の某県の研究所に行ってもらうことになると思いますが、地方出身者という事で寮には優先的に入れますよ」という事を言われました。正直、自分は東京の方の研究所にいけるだろうと思っていた所もあったので面食らったのもあったのですが、それよりも「自分は自分の地元でもなく、都会からかなり離れた研究所に一生篭って、外界から遠ざかって研究したいのか?」と自問自答した時に、「はい!」と大きな声で言えない自分に気づき、自分はなんて甘いんだとショックをうけてしまいました。
よくよく考えてみれば、化学・素材系の技術職として就職する場合、ほとんどの場合は地方の山中にある工場付近の研究所で働くこととなります。ただ自分がこの工学系の大学に入る際は、このような大学を卒業してまっとうに大企業に就職すると都会から離れた地方で一生研究をして暮らさねばならなくなる、という事は誰も教えてくれませんでした。こういうことを前もって教えてくれていればとも思いますが、でも、在学中からその事はそれはうすうす感じていました。ただ、その状況を目にしてその覚悟がなかっただけなのかもしれません。
地方出身者の自分だからこそわかる、都会に暮らすことの利点。特にこれから社会階層の格差の広がりによって生じる、地方に暮らすことに関するさまざまな問題はよくわかります。具体的には、自分の子供の教育などを考える際に学校の選択の幅が狭まることや、新しい生の情報が手に入らなくなることなど、ましてや結婚することも難しくなるのも大きな問題と言えるでしょう。これらのリスクをすべて取った上で、さらに文系職よりも安い給料で、それでも”研究が好き”だからという理由で大企業の技術者としてやっていくという覚悟は、自分にはありませんでした。
やはり自分は職を見つける上で、自分自身が成長できる場所を探す、というのが選択軸なっています。自分は、夢・感動・志を人と共有し働いていけるようなところで働きたいという気持ちが強くあります。さらに、そういう場所を自分を自分で作っていけるよう成長したいと思っています。そう考えた時、いくら自分が研究が好きとは言え大企業の技術者として地方に篭ることは最良の選択だとは思えなくなってきました。むしろ、

  • 文系職として就職し、新たなフィールドで自分を成長させる
  • 奨学金をもらい博士課程に進学し留学して、自分を成長させる

このような選択の方がまだ実りがあるのではないかと思ってしまっています。
ここで、そもそも働くと言うことは食いぶちを得るためにするのであって、自分を成長させるためにやるのではない、といったらそれまでかもしれません。しかしながら、自分はまだまだ未熟であることを知っており、精神的にも技術的にも成長したいと考えています。
そういう意味で、この度ひとつの選択肢を絞ったのは勇気のある決断だったのかもしれません。自分が覚悟があるのかないのかを知れただけでずいぶん大きな成長でした。