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sifue's blog

プログラマな二児の父の日常

プレゼンに必要なのはワクワクさせようとするサービス精神。

よくうまいプレゼンの代名詞としてアップルコンピューターのCEO、スティーブジョブズのプレゼンがが引き合いに出されて、その特徴が挙げられ礼賛されたりしています。例えば以下のエントリーです。
スティーブ・ジョブスに学ぶプレゼンのスキル
http://satoshi.blogs.com/life/2005/10/post_4.html
このエントリーでは、3点でそのプレゼンテーションの特徴をあげています。

(1)文字が極めて少ないこと、
(2)画像が効果的に使われていること、
(3)ほとんどの情報は文字ではなく、スティーブ・ジョブスの口から伝えられること

自分自身もこのまとめに非常に納得しました。
ただ今日、たまたまYouTubeでスティーブジョブズの1984年のプレゼンテーションを見る機会があって、この特徴をただまねするだけでは彼のプレゼンテーションはまねできないという事に気づかされました。
YouTube - Steve Jobs 1984 Macintosh
http://www.youtube.com/watch?v=WlEAvJ_rEYE&search=Jobs%20Apple
このプレゼンを見てみればわかると思いますが、まだこの世にプレゼンテーションソフトウエアのない時代のプレゼンです。にも関わらず、今見てもその時のMacの登場をセンセーショナルに感じることができたではないのでしょうか。
今のプレゼンと比べてみましょう。
Video: Steve Jobs unveils latest iMac
http://news.com.com/1606-2-5894182.html
これと前のプレゼンをよく観察して両者を比べれば最も重要なポイントが見えてきます。1984年当時は文字が少ないということもなくMacのモニターの文字を結構読ませる瞬間もありますし、視覚情報だけではなく音楽も使っています。更に、重要な情報が口から伝えられるのかと思いきや、最初だけ話をしてあとは物を置いてムービーを流すだけだったりします。印象的なのは、ゆっくりゆっくりとマックを鞄から取り出して無口でセッティングをする瞬間です。
スティーブジョブズはEdward Tufteのプレゼンを参考にしているらしいのですが、それ以上に彼には演出的な才能があると言わざるをえないと思います。そしてその演出も、例えるなら「常に観客を、誕生日プレゼントの箱を開けるときの様なワクワク感に浸らせている」ような演出なのです。そこがスティーブジョブズのプレゼンのミソなのだと思います。
以前、自分のエントリーでプレゼンのうまい人にはサービス精神があるという事を書いたのですが、スティーブジョブズには

相手をワクワク・ドキドキさせようとするサービス精神

があふれているのだと思います。以上の3点のプレゼンテーションの特徴はそれを増幅させるためのスキルではあるのですが、そもそもこのサービス精神がなくてはこの3点を行ったところで意味はないのかもしれません。
自分ももっと相手をワクワク・ドキドキさせられるようなプレゼンテーションができればと思います。
今日はちょっと夜に用事があるので早めのブログでした。