sifue's blog

プログラマな二児の父の日常 ポートフォリオは www.soichiro.org

mixiは匿名掲示板の2ちゃんねるとさして変わらない部分を持つ。

IDの数はもはや600万を超え、しかもIDの7割がアクティブユーザーといわれているmixiですが、もうここまで増えるとSNSなんだかなんだかわからなくなってきましたね。
 
加えてこのmixiは、捨てメルアドを使ったり、可変IPを上手に使えばアカウントは作りたい放題。プロフィール内容も嘘八百書きたい放題で、何の認証も必要ありません。コミュニティはまさに2ちゃんねる状態じゃないのかと思ってます。さらにあしあとを残さないツールや巡回ツール、プログラムの横行でなんでもアリですよね。
 
自分が参加した当初、3年ぐらい前だと思いますが、そのころはまだ実名登録の人が多かったりしたのですが、今となってやテレビで内容が放送されたり、事件が起こった際に警察からの開示要求でログを全部持ってかれたりとSNSのクローズさは微塵も感じられません。
 
最近はそのクローズな人間関係のよりも匿名掲示板のような要素が大きくなってきた気がします。
 
最近はエロサイト業者がプログラムを使って、数十というmixiアカウントを作ってコミュニティ立ち上げて、いろんな人にメールを送ったり、巡回したり…(苦笑)自分のあしあとには、ほしのあき(女子大生)やさまざまな怪しい人からアクセスがあったりしてます。
 
ちなみに自分の場合は実際会った事のある人しか登録しておらず、さらにそれなりにがんばって管理していたのですが、最近この匿名化の波とみんなのニックネームの激変により、100人近くいるマイミクの日記はもはや誰が誰なのかわからずという事態に。うーんまいった。
 
にもかかわらずmixiには人のコミュニケーションに対する義務感をあおります。特に日記のコメントや更新通知機能、自分の自己顕示欲を満たす「あしあと」機能によって「mixi」疲れを引き起こされるほどのインターネットコミュニケーションを要求します。あと他人のネット上での行動などをこっそり監視したい人向けに、あしあとをのこさないツールでなどでその欲求を満たしてくれるという親切さ。にもかかわらず、ここ最近の匿名化によって危険は一杯です。うーん。
 
所詮日本のネット社会は匿名が主流。これからmixiはさらに匿名化、モラル低下、最終的に犯罪の温床(売春・詐欺・ドラッグなど)になったりするんでしょうかね、ブラジルで犯罪の温床になるという理由でMySpaceに国の管理が入るというようなのと同じ事態が起こるんでしょうか。
 
なんにせよ、「社内SNSのようなセキュアでローカルなSNS」の使い方と「危険なmixi」の使い方ははっきり区別して、警戒しなくてはならないでしょう。
みんなやってる、だからこそ危ないのだと思います。