sifue's blog

プログラマな二児の父の日常

リクルートのDNA―起業家精神とは何か

リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)

リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)

オススメ、というほどではありませんが、創業者の江副さんが東大の学生新聞の広告業から、広告だけの雑誌作り、学生の就職関連情報誌やさまざまな広告雑誌を作ってきた話がまとまっています。内容としては引用が多くて、すぐ全体を知りたいという方にはちょっと読みにくい本かも知れません。人材育成論、社内のシステム、社内報などについてもずいぶん語られていますが、過去、リクルート関連の人と関わったりしたこともあってそれらに通じる概念的な部分がまとめられていました。まあリクルートの成り立ち、昔あった事件、それに至る経緯、そして今のリクルートの本流にあるものを総ざらいできる本だと思います。
引用が多かったので、その中で感銘を受けた引用について
情報理論の開祖、ノーバート・ウィーナーの著書「サイバネティックス」より

  • 万物のなかで人間が最も優れた存在であるのは、人の身体の中に無数のフィードバックの回路がくみこまれているからである。

まさにその通りですね。情報学者の言葉だと重みがあります。江副さんはおおくのフィードバック機構を組織にも取り入れられないかと考えたそうです。
日本軽金属工業の松永正義元社長の事件で江副さんが捕まったときにかけてくれた優しい言葉

  • 趣味があれば、それに打ち込んでいるのがいい。寂しいときがあれば僕のところに電話をしてきなさいよ。一緒に酒でも飲もう。

自分も窮地に陥っている友人のためにこんな言葉をかけてあげられたらなぁと思います。