sifue's blog

プログラマな二児の父の日常 ポートフォリオは www.soichiro.org

原子のつぶつぶと戦う日々、卒論発表会まであと18日。

sifue2005-02-17

というわけで、かなり実験の方が佳境に入ってきました。
最近まったくもって日記を更新していないのですが、うちの研究室で教えてもらった研究室のPCでよく使うソフトを紹介したいと思います。今まで自分はまったくもって使っていなかったソフトなのですが、いざ使い始めてみると、その機能性の高さに驚かされたりします。

  • IrfanView32 日本語版

http://www8.plala.or.jp/kusutaku/iview/
一つ目のソフトはこれです。ただ普通の画像ビュアーなのですが、なんと言っても軽い!というのが特徴です。今まで、VIXやSusieを使ったことがあったのですが、全画面表示の引き伸ばしを行うスライドショーなんかは、比較的新しいPCでも時間がかかっていました。ただ、このIrfanViewならばかなり軽快に重い画像も見ることができます。その上簡単な画像加工や、ビデオや音楽などのメディアファイルも開けるというのだから驚きです。とりあえず、今研究室で使っている4年前のVAIOノート君でもかなりしっかりと動く、かなりすばらしいしろものです。ぜひ使ってみてください。そうそう、毎々毎回開くのが鬱になるほど重い、PhotoShopのデータも、このソフトならば簡単に全画面表示で見れます☆

  • ImageJ

http://rsb.info.nih.gov/ij/
これはフリーのJAVAで書かれた研究用の画像解析ソフトです。ただ、英語版しかないのですが、かなり優秀な機能をたくさんもっています。普通の画像加工もできますが、画像解析においては、そのプロットやヒストグラムだけでなく、パーティクルのカウントなどもできるそうです。またJAVAで書かれているため、いろんな人が解析用のプラグインを作っており、それらを利用することで機能を拡張できるうえ、まったくプラットフォームを選びません。加えて、様々なタイプの画像形式に対応しているため、非常に使い勝手がいいです。研究室の先輩曰く16ビットの画像が使えることが利点なのだそうです。かなり奥の深いソフト、いろいろサイトで調べるとビデオ画像をキャプチャーして、流星をカウントするのに使っていたりしました。ううむすごい。これからも使い方をマスターしたいところです。(英語版の説明書がWEB上に載っています)

とまあ、本日の日記はこの辺で。
ただいま、サンプルを1200度ぐらいまで加熱して、ただいまゆっくりさまし中です。最近研究室に無線LANが導入されたおかげで、測定室で作業を行っている待ち時間にもずっとインターネットができるようになりました。いやー、無線LAN最高です。
これから約3週間後の卒論発表会に向けて研究がんばります。
あとどうせなので、いつも見ているような画像をのっけておきます。こいつは、Si(111)表面の7x7DAS構造というちょっと特殊な表面の画像です。ちなみにこれを研究しているわけなのですが、この見えている粒々は原子から出ている未結合手を表す点で、だいたい原子と同じスケールで見ています。要するに原子のつぶつぶです。グーグルから引っ張ってきました。