ニンテンドーDSが売れる理由 ゲームニクスでインターフェースが変わる

ニンテンドーDSが売れる理由―ゲームニクスでインターフェースが変わる

システム屋さんになったこともあって最近いろいろな本を呼んでいますが、最近読んだこの本でゲームニクスという学問領域があることを初めてしりました。
ゲームニクスとは、

• 直感的なユーザーインターフェース
• マニュアル不要の操作理解
• はまる演出と、段階的学習効果
• ゲームの外部化

といいう４要素からなる学問体系なのだそうですが、読んでみていろいろ勉強になることが書いてありました。
個人的になるほどと思ったのは、スーパーマリオに関する分析のところで、説明書なしで右に進ませるために、あらかじめゲーム始まった瞬間に右側の空間をあけてあるということや、すでに1-1で上級者用と初心者用のコースを用意したり、隠し要素を用意したり、知らずすらずに1-1ですべてのルールを学べる構成になっているというところは本当にすごいなと思わされます。あとボタンの関しての所で、大抵、左(または下)がネガティブ、右(または上)がポジティブ、を表す配置として様々なソフトで徹底されていることなども新鮮な知識でした。
何かUIを作ったりする機会のある人にはぜひおすすめの本です。