就活の法則 適職探しと会社選びの10ヵ条
- 作者: 波頭亮
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/13
- メディア: 単行本
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帯にも書いてある、
「2人に1人がなぜ会社選びに失敗するのか?」
ということが書かれてある本です。
目次は以下の通り、会社選びに失敗しないための10の法則がまとめられており、その中で著者の持論が展開されています。
就活の法則
- 「タテ軸指向」から脱却する
- 「相対エリート」のポジションを狙う
- 現在の企業人気ランキングは逆に読む
- 「ランキングよりも業種」「業種よりも職種」で選ぶ
- HPもOBも本当のことは語らない
- 受けるのは5社で十分
- 「当たり前のこと」は言わない
- 人の評価は、10人中8人は同じである
- 「入社後の就活」はハードワーキングである
- 入社後5年間は転職しない
自分が感銘を受けた部分は、
現在の企業側が学生側に提示するHPやOBの情報が、あまりにプロパガンダすぎるという点です。どの大企業も、いわゆる学生向けのプロパガンダを専門にする会社に大金を払い、それで魅力的な情報のみを発信しているが、その情報のみを信じて入社した新入社員と現実の間に大きなギャップが生じてしまっているとう現状が語られています。演出されすぎている一週間と短いインターンの話とかも面白いところです。
ただたしかに、2人に1人が就職活動を失敗していると考えている世の中は、良い世の中なのかどうなのかというと、難しいところがあります。
最後にこの本の中には、日本の学生にもっと本当の意味で賢くなってほしいという提言でまとめられており、そのメッセージにも感動しました。
コラムの中で日本の学生と海外の学生の比較もしているのですが、日本の大学生のレベルの低さにも言及されており、そのポイントは学生間国際交流イベントをやってきた自分としても非常に共感できるところがあります。
やはり、海外の学生と日本の学生、使命感や志を持って生きているか、そこが一番違うのではないかと思っています。
何気に短いコラムも読む価値ありです。
コラム
追伸
今日、修士の頃にいた研究室のOBと飲む新年会がありました。久しぶりに研究室のメンバーに会うと、懐かしくて、いろいろ思い出されて本当に楽しかったです。最近仕事が忙しくなっていますが、そういった時にあの自由に考えを深める事ができた研究生活が懐かしく思えてきます。
ただ、忙しい中でもしっかり、自分なりに状況から思索し、日々研鑽を積まねばならないなぁと思いました。
今度、研究室のお世話になった教授、助教に挨拶に行かねば…。