sifue's blog

プログラマな二児の父の日常 ポートフォリオは www.soichiro.org

細胞骨格と垣根は似てる!

sifue2006-03-14

本日は、朝10時過ぎに研究室に行き、とりあえず、昨日起こした細胞の継代をして、そして透析中のタンパク質の液を変えたり、本日のゼミの文献紹介の関連論文を読んだりしていました。そして夜からゼミです。ちなみに今日は、EGFRのクラスタリングのメカニズムを解き明かした一分子測定の文献と細胞の粘弾性測定をやった文献の2報を紹介しました。そして今日、初めてKeynoteを使ってのプレゼンです。いろいろな人の感想は、まあ別にKeynoteじゃなくてもいいんじゃないって感じでした(苦笑)ただ、最初に結論を言ってしまう説明の仕方は以外にわかりやすかったらしく、今後も続けようかなって思います。
ちなみに、今日の2報目の細胞の粘弾性を測定してべき乗則がある事を発見した論文で、最終的に細胞は、D Ingberのテンセグリティのモデルのようにメッシュネットワークを持つ構成をアクチンファイバーで作っているという事が定量的な解析で示唆されたのですが、具体的にどんな感じ?といわれて説明し辛かったのですが、今わかりました!
細胞の細胞骨格のイメージは垣根に似ています。
金属バットでずかずか殴っても力が分散して意外と形状は保たれたままです。そんな感じなんです、細胞って。だから足の裏の細胞も激しい運動したときの組織の細胞もつぶれちゃわないんです。
というわけで、今日、細胞骨格のネットワークと垣根は似ている、という結論にいたりました。ちなみにその論文は、
A master relation defines the nonlinear viscoelasticity of single fibroblasts.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=16461394&query_hl=1&itool=pubmed_docsum
です、ただ、この論文を本当に理解するためには、もうちょっとまじめにレオロジーをやらなきゃいけないんですけどね(涙)また、今度しっかり勉強したいと思います。