sifue's blog

プログラマな二児の父の日常

社会が"変わる事"を望んでいる―次世代に向けてかかれた2冊の本

ここ最近何冊か本を読んだのですが、「次世代を担うものたちへ」というテーマの2冊の本を紹介しようと思います。
1冊目は、

美しい国へ (文春新書)

美しい国へ (文春新書)

2冊目は、
フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

です。
 
美しい国へ」は、言わずと知れた総理の本です。自分が受け止めたメッセージとしては、『国家を良くしたいと考えるのは当たり前のこと、刷り込まれた"国家"アレルギーから脱却して欲しい』ということでした。切り口は、世界の中の日本。常にアメリカ、イギリス、中国やインド、北朝鮮という他の国との比較の元、ナショナリズムや外交、少子国家や教育再生について書かれています。
 フューチャリスト宣言は、ウェブ進化論梅田望夫さん(実はこのブログ、梅田さんのRSSリーダーに登録されてる)と脳科学者の茂木健一郎さんの対談本。受け取ったメッセージとしては『創造的破壊者たれ!ネットワーク側の世界の誕生で実世界が変わる』です。googleyoutubeAppleの話はもちろんですが、それと交えて人間が持つ本性や脳の性質から人間がどこに向かうべきなのか、ということを論じています。自分が「生命とは何か」という研究者の視点として好きなので、このヒューマンネイチャーと人間が向かうべき技術や社会に関する哲学は、相当心に響きました。
 これらの本を読んで感じるのは、新しい世代(我々か(苦笑))には非常に多くの期待がかかっている、ということです。美しい国へ、にも、フューチャリスト宣言にも共通的に書かれていることなのですが、
『世界は、未来への閉塞感に溢れていた(る)』
ということがあります。美しい国へ、では、国家意識の喪失・道徳の崩壊への道をひた走る日本。フューチャリスト宣言では、エスタブリッシュにより食い止められる創造的破壊と新価値創造。これらが問題点として取り上げられています。
そしてこの二つの本は、この状況を180度変えてくれ!という切なる願いなのかなと感じました。自分たちより先を生きる世代の人たちが、変わらなきゃ行けない事を叫び、それが共感を呼んでいる。
実は最近、自動車解体を研修で行ったという話を前回のエントリでしましたが、実はその発表会の中で、自分たち新入社員の発表は実はボコボコにダメ出しされたんです。自分たちの同期の発表は、この100年かけて築きあげられた自動車という技術概念に真っ向勝負で技術勝負をするものではなく、アイディア勝負で向かって行くものばかりでした。まあ正直最初は、なんで技術勝負しないの?みたいな感じで相当避難されたのですが、ビックリしたのその後、社長が「その感性も大切なのかもしれない」と社員の前で言ったことでした。正直、ぜんぜん自動車解体で学んだものと自分自身が向かい合えていない事はわかっていました。にもかかわらず社長からそのような言葉が出たことで、社会は今とんでもないターニングポイントを目の前にしているるのではないかということ、そしてそれに、いろいろな人が気づきはじめているんじゃないか、と感じました。
最近こういうメッセージを受けて、今更ながら社会に対して何か"希望"のようなものが自分の中に生まれてきた気がします。マスコミが大々的に言うほど未来は絶望ではなく、創造していくもの、創造して行かなきゃいけないものなのだと。
そういう意味で、変わり者の自分としては、こういう時期に生まれられたのも結構ラッキーだなぁというふうに思いました。あと数年もしないうちに、"変わる事(創造的破壊)"、"創造"することを美徳とする一つの時代が来るのではないか、と予想しています。
 
久しぶりのエントリです。ここちょっと更新を止めてたのは、自分の会社の自動車解体関連の研修のせいもあります。この自分の会社でやった自動車解体というイベントが6/23のBS-i「榊原・嶌のグローバルナビ」で放送されるそうです。どんな放送のされ方をするかは正直予想もつかないのですが、BS-i見れる、とかスカパー入ってるって方は自動車解体をした事がない人が自動車解体をしてみる様が映像で見れるようです。